ポケモン対戦への道!

ポケモンを始めてみたい!けれども全くやったことないし…という方々のために基礎中の基礎から纏めて行きますよ!

第3回 ポケモンの準備

閲覧ありがとうございます。
今回は大きくシステム面に寄って対戦するためのポケモンの準備のしかた、厳選のやり方を纏めていきます。


まず、作るに当たって理解していて欲しいのがパラメータの与える効果と3値と呼ばれるものです。

つよさをみるを選択することでそれぞれのポケモンの「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「とくこう」「とくぼう」「すばやさ」の数値が見れます。
まずは、この画面上の6つのパラメータの効果を纏めていきます。
HP(H)
体力の総量を表していて、これが0になるとひんし状態になり、戦闘に参加できなくなります。
こうげき(A)
物理攻撃の能力を表していて、この値が大きいほど物理攻撃の威力が大きくなります。
ぼうぎょ(B)
物理防御の能力を表していて、この値が大きいほど物理攻撃で受けるダメージ量が少なくなります。
とくこう(C)
特殊攻撃の能力を表していて、この値が大きいほど特殊攻撃の威力が大きくなります。
とくぼう(D)
特殊防御の能力を表していて、この値が大きいほど特殊攻撃で受けるダメージ量が少なくなります。
すばやさ(S)
ポケモンの速さを表していて、この値が大きいポケモンから先に行動することができます。

それぞれこのような効果があるということを覚えておいてください。
また、今後はこれらの能力パラメータをカッコ内のアルファベット1文字で表していきます。

では、次に3値についてです。3値は種族値個体値努力値の3つで構成されています。
では、それぞれの説明をしていきます。
これはポケモンの種族毎に決まっている値です。(バシャーモならバシャーモで固定、ルカリオならルカリオで固定)
これはプレイヤーが変更することはできません。
また、これの数値によって得意な事、不得意な事が大まかに決まってきます。
例えば、AとSが大きい場合は素早い物理アタッカーがメインになるでしょうし、HとBが大きい場合は物理攻撃を主に受けていくことがメインになるでしょう。
これは野生のポケモンを捕まえた時にランダムに0〜31の32種類の中からHABCDSのパラメータ毎に決まります。
0〜31を32進数で表すと30はU31はVとなります。一般的に個体値30と31はUVで表されます。
また、6VといえばHABCDSの全ての個体値がVであることを表しますし、A抜け5Vと言われればHBCDSがVであることを表します。
また、個体値が0であることを逆Vと呼ぶ人もいます。
これは、戦闘でポケモンを倒した時や、特定の道具を使った時、スパトレをやった時に経験値とは別に入るもので、ゲーム内では基礎ポイントとも呼ばれます。
これはそれぞれのパラメータ毎にカウントされていきます。
また、どのポケモンを倒せばどのパラメータにどれだけ入るかは決まっていて、倒した相手ポケモンのレベルには依存しません。
これは全てのパラメータ合計で510まで、1つのパラメータにつき252までカウントされます。

これらと性格が組み合わさってそれぞれのパラメータが決定します。
性格では特定の能力パラメータが0.9倍されたり1.1倍されたりします。
具体的にはf:id:To180:20141219124906j:plain
このような補正がかかります。同じところが↑↓になっている場所は±0になるので1.0倍(補正無し)です。
(正確には0.99となりますが、性格での補正では切り上げで1倍となります。)
これらによるパラメータの実数値への影響を計算式で表すと、
HPの場合は
(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+レベル+10
その他の場合は
{(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+5}×性格による補正
となります。3値が大きく関わってきていることがわかります。
計算式に関しては現在様々なツールが存在するので覚えて計算するよりもそれらを利用する方が良いと思います。

では、これらを踏まえた上で、ポケモンを厳選、育てる方法を纏めていきます。

まずは、使うポケモンの厳選のしかた。
これには施設「育て屋」を利用します。
この施設では、ポケモンの♂と♀を預けるとポケモンのタマゴが見つかる事があります。
タマゴを見つけるためには、「タマゴグループ」が同じポケモンを預ける必要があります。このタマゴグループポケモン毎に1〜2つ設定されていて、そのグループが同じポケモンどうしならば♀のポケモンと同じ種族の進化していない状態のタマゴを見つけられます。
また、特別な仕様として、「メタモン」と生まれさせたいポケモンを一緒に預けてもタマゴを見つけることは可能です。
逆に、タマゴ未発見グループというものもあり、そのポケモンたちは預けてもタマゴを見つけることはできません。


そして、この見つかるポケモン個体値はタマゴを受け取った時に決定されます。
今回は野生のポケモンとは違い、HABCDSの中からランダムで3箇所が両親の個体値から遺伝し、残りの3箇所はランダムで決定します。
例えば
31-31-31-31-31-31の♂と、
20-20-20-20-20-20の♀を預けると、
31-20-31-11-15-24や、
18-20-31-16-31-17などの♀種族のポケモンが生まれたりします。
しかし、親のポケモン(どちらでも良い)に道具「あかいいと」を持たせるとこれが3箇所ではなく、5箇所が遺伝するようになります。
つまり、先ほどと同じ親で預けても
31-31-31-20-20-15など、多くの個体値を受け継いで生まれてきます。

また、性格も生まれてくるときに先ほどの25種類の中からランダムで決定されるのですが、道具「かわらずのいし」を親に持たせると持たせた親の性格と同じ性格のポケモンが生まれてきます。

そして、ポケモンには特性というものがあり、バトルを有利に進めたり、ストーリーを有利に進めたりなど様々な効果を発揮するものがあります。
これには野生のポケモンが備えている通常特性(1〜2種類の中から1つ)と、XYでのフレンドサファリや、ORASでの忍び足で捕まえたポケモン群れバトルの時の野生ポケモンが備えている事がある夢特性(0〜1種類、夢特性が存在しないポケモンもいる)の2種類が存在します。
これは♀の親の特性によってどちらが出るかは変わり、親が通常特性ならば必ず通常特性の中から1つが決まり、親が夢特性ならば、60%の確率で夢特性ポケモンが生まれてきます。また、通常特性が2種類ある場合は60%が夢特性、20%が通常特性1、20%が通常特性2というようになります。
また、特別な仕様として、メタモン夢特性の親(♂♀不問)を預ければこれも60%の確率で夢特性ポケモンが生まれてきます。

そして、ポケモンにはレベルアップで覚える技(レベル技)、特定のNPCに教えてもらえる技(教え技)、配信されたポケモンが特別に覚えている技(配信技)、そして、タマゴから生まれた時に覚えていることがある技(タマゴ技)が存在します。

覚えられるタマゴ技は種族毎に決まっています。
このタマゴ技を覚えて生まれてくる条件は、生まれてくるポケモンの親のどちらかが覚えている時です。
例えば、「ガブリアス」に技「げきりん」を覚えさせる場合は、
ガブリアス系統の♀とげきりんを覚えたカイリューの♂」
を預ければ「げきりんを覚えたLv.1のフカマル」がタマゴから生まれてきます。
また、ポケモンが覚えられる技は4つまでですが、両親合わせて遺伝技が4種類以上ある場合どうなるのか、というと、これは♂親の遺伝技から先に覚えるので5つ目以降が入ると♂親の遺伝技は1つずつなくなります。ですので、♂親の遺伝技を遺伝させたい場合は♀親の遺伝技の数にも注意しておきましょう。

これらの仕組みを使って理想の個体値、性格、特性、技を持つポケモンを生まれさせる(孵化する)作業を厳選作業と言います。

次に育成についてです。
育成には大きく分けると努力値振りとレベル上げ、技の習得の3種類があります。
まずは、努力値振りについてです。
先述の通り、努力値は1箇所につき252まで、合計で510までしか振る(入れる)事ができません。
なので、得意な部分を伸ばすのか、苦手な部分を補うのかによって決めるのが良いと思いますが、基本的には得意な部分を伸ばす方がそのポケモンの良さは出ます。また、何を倒せばどれだけの努力値がどのパラメータに振られるのか、どこでやるのが効率が良いのか、というのは他に纏めている場所がたくさんあるので探してみてください。

次にレベル上げですが、これは現在はレベル50合わせのルールが基本ルールなので覚えさせたい技を覚えるレベルがそれよりも高い場合を除けば50まで上げておけば問題はないです。


これで対戦するためのポケモンは完成となります。
これを必要な分だけ作れば対戦に移る事ができます。
まずは対戦をやってみたい、という方はこの行程を飛ばして対戦をやってみてからここに戻ってきても良いかもしれませんね。準備を万端にしてから対戦をやりたい、という方はこのブログの手順でやって行くことをオススメします。



「第3回 ポケモンの準備」ここまでの閲覧ありがとうございました。
とても長くなってしまいましたが、これでポケモン自体の準備のしかたは分かったと思います。
が、難しい内容であることは確かですので、質問などがあればどんどん連絡ください。
次回はポケモンの技、ポケモンの特性についてをメインに纏めて行きたいと思います。
何か指摘があればコメントやツイッター(@To180)まで連絡をお願いします。